このグループは、優勝候補のドイツとオランダ、クリスチャーノ・ロナウドのポルトガルと強豪国がひしめいていることから、”死のグループ”と言われた。
しかし、何と言っても、このグループを総括すれば、オランダの不振、の一言に尽きるだろう。ワールドカップでスペインに次ぐ準優勝国、この大会の予選でも9勝1敗という実績からは、誰も予想できない結果だった。
ドイツは、初戦のポルトガル戦で、1-0で勝ったものの、内容はポルトガルとほぼ互角の内容。続きオランダ戦では、2-1と勝利。点差以上にドイツの強さが目立ったが、今から振り返れば、オランダの調子が悪すぎた。
そして、最終戦のデンマーク戦では、後半35分にラース・ベンダーの初ゴールで何とか勝ち越したものの、優勝候補にしては、やや物足りない内容だった。
エジル、シュバインシュターガー、ポドルスキー、ミューラー、ラーメらの錚々たるメンバーを擁しながら、まだ本調子にはほど遠い。
ポルトガルは、大会前の前評判はあまり高くなかったが、始まってみれば、まとまりのあるいいチームに仕上がってきた。
初戦のドイツとは敗れたものの試合内容は互角。デンマークも3-2で降し、最終戦のオランダ戦。オランダが最も調子のいい試合だったが、クリスチャーノ・ロナウドが2得点で、準々決勝への進出を決めた。
クリスチャーノ・ロナウドだけが、注目されていたが、ペペ、ポスティガ、ナニといったプレーヤーが実にいい。クリスチャーノ・ロナウドも、3度目の大会は、チームプレーに徹し、初ゴールは3戦目のオランダ戦だった。
デンマークは、初戦のオランダ戦の1-0の勝利で勢いに乗った。続くポルトガル戦でも敗れたもの、2-3とあと一歩まで詰め寄った。最後のドイツ戦でも、後半35分までは1-1と粘りを見せた。
MFのエリクセン、FWの長身ベントナーを中心にした攻撃は、相手チームには驚異だった。ディフェンスも堅く、バランスが取れたいいチームだった。
そして、オランダ。一体、オランダに何が起こったのだろう。スナイデル、ロッペン、ファン・ペルシー、フンテラール、ファン・デル・ファールト、ファン・ボメル。錚々たるメンバー。ある意味では、スペインやドイツ以上に、タレントは豊富だ。
まず、ディフェンスが悪すぎた。特に、2戦目のドイツ戦の2失点はあまりにも酷すぎた。攻撃陣が不調だったこともあり、ディフェンスのまずさが余計に目立った。
攻撃も、全体的に単調だった。最後のポルトガル戦は、まあまあの内容だったが、他の2戦は、コンビネーションがあまり見られず、個人技でのプレーが目立った。
先発メンバーについては、大会前からも多くの批判があったが、これも最後まで確定しなかった。タレントが豊富すぎて、FWではファン・ペルシーとフンテラールが、MFではファン・デル・ファールト、ファン・ボメルが、それぞれ先発ではいっしょにならない、という布陣は、やはりどう見ても、おかしかった。
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