準々決勝の第2戦は、グループB首位のドイツと、グループA2位のギリシャとの戦い。折しも、統合通貨ユーロ危機において、危機の震源地となったギリシャと、支援の中心国ドイツとの因縁の戦いとなった。
結果は、優勝候補の筆頭ドイツが、2004年大会の優勝国のギリシャを全く寄せ付けず、4-1で圧勝した。
ドイツの先発メンバーを見て驚かされた。グループ・ステージで、ずっと先発だったFWのマリオ・ゴメス、MFの左サイドのポドルスキー、右サイドのミューラーの名前が見えない。ドイツのレーブ監督は、準々決勝に、主力をベンチで休ませるという、前代未聞の行動に出た。ギリシャにとっては、屈辱的な試合となった。
しかも、試合内容は、ドイツの一方的な試合内容だった。開始早々、ほとんどの時間が、ギリシャのサイドで行われた。なかなかゴールを奪えなかったドイツだが、前半分、キャプテンのラームのミドルシュートで先制。
ギリシャも、これだけ舐められたら、さすがに意地を見せないわけにはいかなかった。後半10分、カウンター攻撃を見せ、右サイドを駆け上がったサルピンギディスの折り返しを、ゴール前に走り込んだサマラスが右足で決めて、同点に追いついた。
しかし、ドイツのペースは変わらなかった。後半16分には、後方から飛び出してきたケディラが決勝ゴール。さらに、後半23分には、クローゼがヘッドで、後半26分にはロイスが、それぞれゴールを決めて、試合を決めた。
ギリシャは、終了間際、ドイツのポアティングのペナルティエリア内でのハンドがあり、ラッキーなPKを得て、サルピンギディスがPKで2点目を決めたが、時既に遅し。
ギリシャは、やはりキャプテンのカラグニスの警告累積による欠場が大きかった。試合開始から、終止ドイツに追い込まれ、あまり見せ場を作れなかった。ただし、1点目のカウンターは見事。2004年の優勝国としての意地を見せた。
ギリシャは、大会前は、グループ・ステージ自体の突破も不安視されていたが、持ち前のしぶとさを発揮し、ベスト8まで進んだのは、結果的にはまずまずの結果だったといえる。
ドイツは、攻撃の3選手を後半途中まで温存しながら、ギリシャに圧勝。優勝に向けて着実に歩を進めた。先のデンマーク戦は、不安な要素も見せたが、全体的な安定感では、大会の中ではナンバー1と言える。準決勝では、イギリスとイタリアの勝者と対戦する。
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